COLUMN コラム
2018.12.29
沖縄最大のパワースポット “斎場御嶽(せーふぁーうたき)”
2000年12月、斎場御嶽は「琉球王国のグスク及び関連遺跡群」の一つとしてユネスコの世界遺産リストに登録されました。
御嶽とは城、森、拝所など聖地の総称です。斎場とは「最高位」という意味があり、まさしく沖縄最大のパワースポットとなっています。
城内には六ケ所の神域がありますが、琉球王朝時代には神の声を聞くことができるのは女性であり、王族の親族の女性と決まっていました。
当時は男子禁制の場所でした。
神域の一つ『寄満(ゆんいち)』。国王のために食事を作る厨房を指します。
『シキヨダユル・アマダユル』舌を噛みそうなネーミングですが、二本の鍾乳石から滴り落ちる聖なる水を受け止める二つの壺があります。
『三庫理(さんぐーい)』ガイドブックでも目にする斎場御嶽一番の写真スポット。奥に進むと最も格式の高い拝所『チョウノハナ』があり
左手には “神の島” と呼ばれる久高島を拝むことができます。
1945年の沖縄戦において「鉄の暴風」と形容されるほどの砲弾が撃ち込まれました。斎場御嶽には砲弾でできた穴・艦砲穴が戦争遺産として残っています。