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COLUMN コラム

2020.09.12

世界遺産『琉球王国のグスク及び関連遺跡群』の一つ那覇・識名園

2020年は世界遺産『琉球王国のグスク及び関連遺跡群』の登録されて節目の20年を迎えました。首里城跡や今帰仁城跡と並んで、その一つに数えられているのが、那覇にある『識名園』です。


ゆいレール首里駅から車で15分くらいの場所にあります。入口には世界遺産登録の証である石碑がありました。識名園は琉球王府時代、中国から使者(冊封使)の歓待に使用されていた庭園です。


石畳を進んで行くと、まずは役人が詰めていた番所があります。識名園は第二次世界大戦にて、壊滅的に破壊されてしまいましたが、1975年から整備が進められ現在に至ります。


国王一家や冊封使が出入りしていた正門。


識名園の水源となっている育徳泉は、かつて絶滅危惧種に指定されているシマチスジノリ(紅藻類)が生息していました。


赤瓦屋根を持つ沖縄伝統建築の御殿(ウドゥン)。部屋数は15部屋もあります。


御殿から庭園の眺め。


池には中国風の石造アーチ橋や六角形の東屋(六角堂)があります。


石造アーチ橋を渡ってからの眺め。


さらに池のほとりを歩くと、第二次世界大戦末期、防衛隊によって掘られた壕の跡もありました。激動の沖縄史を感じさせる場所です。


さらに歩を進めると、那覇市を一望できる高台・勧耕台に到着。海が見てない地形を利用して、中国からの冊封使へ「海岸線が見えないほどの広い国土がある」と見せるためだったそうです。

沖縄本島南部の人気観光スポット・首里城正殿は2019年の秋に残念ながら焼失してしまいましたが、首里城公園からもさほど遠くない場所にある識名園。琉球王府の栄華を感じることができるおすすめ観光スポットです♪

那覇市公式ホームページ

識名園
住所:沖縄県那覇市真地421-7
TEL:098-855-5936
営業時間:9:00~17:30(最終入園) *毎週水曜日休園日
入園料:大人400円 小人200円(中学生以下)
無料駐車場あり

U-MORE Inc. (Tokyo, Japan)